ネットゲームにふける大学生、12年で100万元投入 中国
「2012年中国オンラインゲーム健全度評価統計年報」がこのほど発表され、未成年者に相応しくないネットゲームが全体の78.5%を占めている事実が明らかになった。北方網が伝えた。
■ネットゲーム三昧12年、累計100万元の出費
大学3年生の杜さんは、かなり年季の入ったオンラインゲームオタクだ。「小学4年の時に初めてオンラインゲームで遊んで以来、病みつきになった。当時はまだ小さかったので、正規のネットカフェには入店が許されず、仕方なく料金の高いもぐりのネットカフェで遊んだ。最もハマった時には、3日3晩眠ることなくゲームをやり続けた。遊びすぎた挙句、眼がくらみ、指はキーボードをまともに叩けなくなった。また、ゲームをやり過ぎて大病にかかったこともあった。徹夜を続けて抵抗力が弱まり、ネットカフェ店内の空気の質が悪かったことから、肺炎にかかり、半年間入院する羽目になった」と杜さんは語った。
大学に入学すると、杜さんは両親の監視下から解放された。「私と寮の友人達との生活パターンは、完全に逆転していた。彼らが大学で授業を受けている午前中、ネットカフェから戻った僕は寮の部屋でひたすら眠り続けた。夜遅くまで学校で自習して寮に戻って来る彼らと入れ替わりに、僕はネットカフェに出かけた。最高装備を手に入れるには3-4千元(約4万6千-6万2千円)、武将服1着を買うのにも数百元必要だった」と杜さん。ゲーム途中でレベルアップを繰り返すために、彼は湯水のごとくお金をつぎこんだ。「実家で購入したBMWを、僕のゲーム出費のせいで、半年後にはサンタナに買い換えざるを得なかった。家のお金は全てオンラインゲームに費やされた。累計100万元(約1543万円)近く使った。オンラインゲームには、爆破、殺人、レベルアップが渦巻いており、すごく刺激的。これらは全て、現実世界では決して体感することができない」と彼は続けた。