「世界で最も影響力ある100人」 候補に中国の李娜選手ら
中国国営ラジオ「中央人民広播電台」のニュース番組「央広新聞」の報道によると、米タイム誌はこのほど、世界で最も影響力のある100人を選ぶ「タイム100」の選考を開始した。中国からは、2011年全仏オープンでアジア人初の優勝を果たした李娜(リー・ナ)選手や世界的な映画スター成龍(ジャッキーチェン)、人気女優・姚晨(ヤオ・チェン)などが候補に挙がっている。中国広播網(CNR)が報じた。
2004年から始まった「タイム100」は、「指導者(リーダー)と革命者」「時代の創造者・先駆者と偉大な人物」「芸術家とエンターテイナー」「科学者と思想家」「英雄と人々の記憶に強く残る人物」の5カテゴリーを基準に選出される。候補に挙げられる世界トップクラスの「エリート」は各自の分野で才能をいかんなく発揮し、世界を変えるほどの影響を及ぼしている。中国からは、04年には、元NBA選手・姚明(ヤオ・ミン)氏が、08年には04年アテネ五輪男子110mハードル金メダリスト・劉翔(リウ・シアン)選手がそれぞれ候補に入ったが、最終的には落選した。
今回の候補者153人には、昨年のロンドン五輪で体操女子個人総合優勝を果たしたガブリエル・ダグラス選手(米国)や陸上男子100メートルの世界記録保持者ウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)、「水の怪物」と呼ばれる水泳のマイケル・フェルプス選手(米国)、ロンドン五輪の男子陸上5000メートルと10000メートルの金メダリスト・モハメド・ファラー選手(英国)、12年の全米オープンで悲願のグランドスラムタイトルを手に入れたアンディ・マレー選手(英国)、NBAを代表するレブロン・ジェームズ選手、テニス界の女王セリーナ・ウィリアムズ選手(米国)、サッカー界の貴公子デイビッド・ベッカム選手(英国)、最近プロゴルファーのタイガー・ウッズ選手との交際が報じられた五輪アルペンスキーの金メダリスト、リンゼイ・ボン選手(米国)など、スポーツ界のスーパースターが数多く入っている。
タイムの公式サイトは李娜選手について、「中国テニス界のスーパースターで、世界で最も稼ぐ女性スポーツ選手になるのは時間の問題」と紹介している。北京時間3月30日午後6時半(日本時間午後7時半)の時点で、李選手はネット投票で627票を獲得。セリーナ・ウィリアムズ選手やアンディ・マレー選手よりも上の、真ん中に付けている。同時点でトップを走るのは、3万1796表を獲得しているエジプトのムハンマド・ムルシー大統領。最終的な今年の「タイム 100」は、今月18日に発表される予定だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年4月2日