台湾の高速鉄道、信号にトラブルで全線停止
【中日対訳】 台湾の高速鉄道(台湾版新幹線)運営会社は25日早朝、「台湾中部の台中駅の信号システムに異常が起きたため、同日午前9時半以前は全線で運転を見合わせる」と発表した。その後復旧作業が実施され、同日午前11時30分に、全線が通常ダイヤの運行に戻った。同新幹線が地震など天災以外の原因で運行を全面停止するのは、2007年の開業以来初めて。京華時報が報じた。
同日9時半以前に運行が予定されていたのは南に向かう13本、北に向かう15本の計28本。結局、計37本が運休し、2万人以上の足に影響が出た。
同社の説明によると、台中駅の始発列車発車前、作業員が通常通り検査を実施していたところ、信号システムに異常があるのを発見。安全な運行を確保するため、全線停止に踏み切ったという。
同社は、足止めされた乗客をほかのルートで運送するなどしたほか、サービスカウンターや駅の出入り口でパンやミネラルウォーターを配って対応した。トラブルの詳しい原因については、今後の調査が待たれるという。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年4月26日