鳥インフルエンザ、感染状況に緩和の兆し
世界保健機関(WHO)は現地時間5月7日に、H7N9型鳥インフルエンザの感染状況について報告した。現在までに130件の感染例が診断によって確認されており、死者が31人に達した。WHOは5月2日に感染状況を報告していたが、今回はこの情報を更新した。台湾「中央社」は、「数日間に渡り情報が更新されていなかったが、感染状況が緩和に向かった可能性がある」と報じた。環球網が伝えた。
台湾「中央社」は、「WHOは、中国国家衛生・計画生育委員会は新たに確認された2件の感染例を報告した。福建省出身の69歳の男性は4月29日に発症し、福建省の9歳の男児は4月26日に発症した。また、以前に報告された患者のうち5人が死亡した」と報じた。
WHOは7日の報告の際に、H7N9型鳥インフルエンザのヒト感染は130件が確認されており、そのうち31人が死亡したとした。
WHOは、「関連部門は感染源の調査を継続しており、更に多くの感染例が報告される可能性がある。しかしヒトからヒトへの感染に関する証拠は存在しないため、入国管理当局による特別な管理措置や、観光・貿易の規制は建議しない」と表明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年5月8日
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