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鳥インフル発病後5日以内のタミフル使用、重症化防止に有効

 広東省H7N9型鳥インフルエンザ予防コントロール専門家チームの主任を務める鐘南山氏は、「H7N9型鳥インフルエンザに感染した患者が、発病後5日以内にタミフルを使用すれば、重症化を免れる効果が極めて高い」との見方を示した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

 鐘氏は、2日に緊急開催された広東省H7N9型鳥インフルエンザ・ヒト感染予防コントロール専門家チーム第2回工作会議において、「現時点で、臨床研究を通じ、発病後5日以内にタミフルなどの抗インフルエンザウイルス薬を使用すれば、重症化を免れる確率がぐんと高くなることが判明している。従って、さらなる早期診断・早期治療開始によって、発病後一刻も早く抗インフルエンザウイルス薬を使用することは、重症化率と死亡率を抑える上で、極めて重要な鍵となる」と指摘した。現状において、インフルエンザ患者、特に鳥類と接触した患者は、可能な限り早くタミフルなどのノイラミニダーゼ阻害剤を使用すべきで、コルチンの使用は薦められないという。また、呼吸困難は、患者が重症化に向かっていることを示す症状であり、臨床医は警戒を高め、重症に陥ったと判断される場合は、ただちに設備の整った指定病院に搬送し、救命治療に全力であたる必要がある。

 広東省の林少春・副省長は、「各種予防・コントロール業務を徹底して行う必要がある。タミフルなどのノイラミニダーゼ阻害剤を医療機関仕入薬品リストに組み入れると同時に、医療保険薬品リストと広東省基本薬品リストにも組み入れなければならない。また、生きた鳥を取引する市場の管理業務を徹底的に行い、現在の応急処置と長期的展望に立った規範化管理を有機的に結び付け、広東省活鳥獣取引市場の規範化管理を推し進め、長期的な効果を見込める鳥インフルエンザ予防コントロール体制を確立すべきだ」と強調した。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年5月3日

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