中国・鳥インフル、湖南省で初の感染者 計121人に
湖南省衛生庁は27日の記者会見で、同省内で鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染者が初めて確認されたと発表した。また省内の病院に収容した隣の江西省の男性(54)の感染も確認したという。中国広播網が伝えた。
湖南省の患者は邵陽市双清区出身の64歳女性。発病4日前に鳥類に触れている。江西省の患者は宣春市銅鼓県出身。いずれも27日、中国疾病予防抑制センターの再検査で確認された。
江西省衛生庁の最新報告によると、同省内では現時点で2人の感染が確認されている。ともに危篤状態にあり、病院で現在、救命処置を受けている。
27日午後7時(日本時間同8時)の時点で、中国では計121人の感染が確認されており、うち23人が死亡。地域別の内訳は北京1人、上海33人(12人死亡)、江蘇27人(4人死亡)、浙江45人(6人死亡)、安徽4人(1人死亡)、河南4人、山東1人、江西2人、湖南2人、福建1人、台湾1人。現在、感染は依然として散発的な状態にあり、人から人への感染を示す証拠は確認されていない。(編集YT)
「人民網日本語版」2013年4月28日
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