航空機内でアジア人女性が自殺未遂、アラスカに緊急着陸
某ネットユーザーが29日午前に投稿したミニブログによると、同ネットユーザーが搭乗したユナイテッド航空のUA851便(シカゴ-北京)で、1人の乗客が機内トイレで首吊り自殺を図り、その後救助された。自殺未遂者を治療するため、航空機はアラスカに緊急着陸した。新京報が伝えた。
ユナイテッド航空の客室乗務員は29日夜、本件について証言した。それによると、同便の乗客はすでにサンフランシスコに移され、航空会社側は北京に向かうその他の便を手配する予定だという。
「思いもよらないことに、私たちが乗っていたUA851便が北極の上空に到達しようとするころ、エコノミークラスの乗客がトイレに駆け込んで首吊り自殺を図り、救い出されるという一幕があった。これにより私たちは、アラスカに戻って緊急着陸を強いられた」--。昨日午前11時22分にネットユーザーが投稿したこのミニブログは、たちまち注目を集めた。
もう一人のネットユーザーもまた、事件発生時に同便に乗り合わせたという。「自殺未遂者は40代の女性で、アジア人らしい風貌で、私の左前の座席に座っていた。この女性は私の前の座席に座っていた黒人男性に何かを言っていたが、男性は彼女を相手にしなかった。私はそのとき映画を見ていたため、二人が知り合いかどうか分からず、女性が何を言っていたかも分からない」
ユナイテッド航空の客室乗務員によると、この乗客はUA851便が北極の上空に差し掛かった時に自殺を図った。当時の状況については明らかになっていないが、その他の乗客は無事だった。客室乗務員によると、同便の乗客はサンフランシスコに移されたという。
記者は29日18時30分頃に、ユナイテッド航空のコールセンターに電話をかけた。コールセンターの担当者は、「米国側からの最新情報によると、ユナイテッド航空は北京に向かうその他の便を統一手配し、乗客は北京時間の今夜7時半に北京に到着する予定だ」と回答した。
同担当者は自殺未遂者について、公式な情報を得ていないと表明した。