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中国は20年に世界最先端の民用機製造国になる

 国産大型旅客機「C919」は研究開発がスタートした当初から世界の注目を集めてきた。中国民用航空局の公式サイトによると、C919プロジェクトの実施主体である中国商用飛機有限責任公司の金壮竜董事長(会長)は、2020年をめどに同公司を世界で最も進んだ民用機メーカーの仲間入りさせたい考えだ。これにより国産大型航空機の発展に向けた明確な時間表が提出されたことにもなる。「北京商報」が伝えた。

 C919は12年にプロジェクト立案の論証作業、実行可能性の論証作業、プレ発展段階の作業という3段階の作業を終え、現在は全面的な発展段階へと駒を進めている。現在の受注数は380機に上る。金董事長によると、同公司は今年、「三大戦役」を戦い抜く計画だ。ジェット旅客機「ARJ21」の認証取得に向けた攻めの戦い、C919プロジェクトの発展段階の戦い、能力プラットフォーム構築の戦い、の3つだ。

 実際、同公司が発表した時間表によると、C919は14年に初の試験飛行を行い、16年に引き渡しを行う予定だ。注目に値するのは、ライバルである米ボーイング社のジェット旅客機「737」と「737MAX」の改良型が17年に引き渡しを始める予定であり、また欧州系のエアバス社の旅客機「A320neo」も15年に引き渡しをスタートする予定であることだ。時間表をみると、国産大型機はボーイング、エアバスと真っ正面から対決することになる。このたび同公司が打ち出した「2020年をめどに同公司を世界で最も進んだ民用機メーカーの仲間入りさせたい」との構想は、中国企業が大型航空機の製造分野の局面を変えたいと考えていること、二強が覇権を争う局面から三強が鼎立する局面への変化をねらっていることを改めて示すものだ。

 同局の李家祥局長も、「国産民用機の製造は、特に国産大型機プロジェクトは我が国の国家戦略だ。国家戦略を実施する過程で、民用航空局は耐空性の向上に向けた取り組みを強化し、耐空性の査定の能力を引き上げ、検査を厳格にするとともに、取り組みを積極的に推進し、問題の解決にも目を向ける。中国商用飛とともに、より安全で信頼できる国産大型航空機を製造して、国産機を『成功へ一飛び』させたい」と話す。(編集KS)

 「人民網日本語版」2013年2月6日

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