調査報告 北京には約16万人の「蟻族」
社科文献出版社が8日に出版した「中国青年発展報告2013」によると、ざっと概算して、北京には約16万人の「蟻族」(大学卒業後も満足な職につけずに集団で住む若者)が大学周辺や流動人口が集中して居住するエリアで暮らしているという。こうした「蟻族」の平均月収は4133元で、居住面積が10平方メートル以下のものが7割近くを占める。京華時報が伝えた。
調査結果では、「蟻族」の平均月収は4133元で、市全体の従業員月収平均4672元(2011年度)を下回り、その差は539元となっている。
また「蟻族」の居住環境の条件は劣悪で、1人あたり居住面積が「10平方メートル以下」のものが67.8%を占め、平均面積は6.4平方メートル、平均賃貸料は518元だ。京華時報が伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年6月9日