「海娜号」が再び韓国へ ツアーに辞退者なし
中国初の豪華クルーザー「海娜号」は先の押収事件の影響を受けず、このほど再び出航し韓国へと向かった。中国之声の央広新聞が伝えた。
クルーザー「海娜号」は元々13日に韓国・済州から仁川へ向かう予定だったが、出航時に済州地方裁判所に押収された。後に海航側は済州へのチャーター機を手配し、「海娜号」の乗客を帰国させた。
押収事件の影響を受けて、元々16日に天津港から出発する予定の「海娜号」の韓国ツアーは取り消されたが、しかしその後のツアーには影響は出ていない。
旅行社によると、同日天津港から出発するツアーのチケットはすでに完売し、現在旅程の変更などの通知はないという。
天津から出発する豪華クルーザー3隻のうち「海娜号」のツアー価格は約3千元と経済的で、高齢者の人気が高い。また今月末に天津を母港とする最後の航海を終えた後、「海娜号」は上海へ移り台湾地区航路に就航する。
東上海国際旅行社の関係者によると、「海娜号」は9月28日に上海から台湾地区へ出航する予定で、華東地区で800枚以上のチケットが発売済みだという。ツアー参加者は上海市民が中心で、キャンセルを申請している観光客はいないという。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年9月22日