若い夫婦が5年で世界5大陸を旅行 費用はわずか400万円
タイやサウジアラビア、フランス、イタリア、スペイン、南アフリカ、米国、メキシコ、キューバ、モルディブ、セーシェルなど20カ国以上の美しい景色などを捉えた「写真展」が25日、浙江省蘇州市の工業パーク湖左岸社区で開幕した。同写真展の主催者は、80年代生まれの夫婦、孫懋平さんと李ユン影さんだ。揚子晩報が報じた。
2人は5年間で、わずか25万元(約400万円)で20カ国以上を旅したという。うち、2012年の23日間の欧洲旅行では、ツアー旅行の4分の1ほどの2万6千元(約42万円)しか使わなかったという。そんな「節約旅行」はネット上で有名になり、個人旅行を計画する多くの人が、2人に旅行ルートや日程の企画を頼んでいる。2人はそれを収入源にし、次の海外旅行に備えている。
5年で世界5大陸を制覇 費用はわずか400万円
妻の李さんは北京出身で、2007年に蘇州大学を卒業後、ある事業単位(国家が社会公益目的のため、国家機関により運営あるいはその他組織が国有資産を利用し運営するもので、教育、科学技術、文化、衛生などの活動に従事する社会サービス組織)に就職。月収が5千-6千元(約8万-9万6千円)あった。一方、李さんの中学・高校時代の同級生である夫の孫さんは07年に大学卒業後、ある金融機構でしばらく働いていた。
そんな2人は最近5年、1年に2回の頻度で海外旅行に出かけ、タイやフィリピン、インドネシア、シンガポール、マレーシア、アラブ首長国連邦、モルディブ、台湾、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、フランス、スイス、イタリア、スペイン、モナコ、米国、メキシコ、キューバ、セーシェルなど世界5大陸の20の国や地域を旅した。
李さんは取材に対して、「旅行先によって、使うお金も大きく変わる。一番高かったのは米国やメキシコ、キューバなど10以上の都市や街を33日間旅した時で、4万5000元(約72万円)使った。一番安かったのは、もちろん東南アジアの旅。20日間でタイやフィリピン、シンガポール、マレーシアなどを訪問したのに、1万3000元(約21万円)しか使わなかった」と語った。
李さんによると「孫さんは旅行の天才」。「地図を見るのが得意で、知らない場所に行っても、地図を見て大通りだけでなく、路地をも行くことができる」という。李さんには「驢克(リュークー)」、孫さんには「猩克(シンクー)」というニックネームがある。その2人のニックネームを合わせると「リューシンクー(旅行客)」と中国語で「観光客」という意味になる。偶然できたというこのニックネーム。2人は旅行するために生まれてきたのかもしれない。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年9月27日