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人民網日本株式会社事業案内  更新時間:11:15 Dec 06 2013

鉄道切符予約購入サイト、リニューアルでより便利に

 昨年末より、中国鉄道顧客サービスセンターが運営する鉄道切符予約購入の公式サイト「12306」と、鉄道切符購入アプリ(ユーザーが購入できるまで予約内容を繰り返し送信するアプリ)との間で攻防戦が続いている。そんな中、「12306」サイトのリニューアル版の試行が6日、スタートした。新バージョンの切符予約画面では、自動検索、予約の自動送信、空席情報の通知といった機能が追加された。中国新聞網などが伝えた。

 6日0時30分、同サイトにアクセスしてみた。トップページ左側にある「新版切符販売」のアイコンをクリックすると、新たな予約画面には「自動検索」と「オプション」機能が追加されていた。オプションでは、空席通知の有無、予約自動送信の有無、希望する出発日(5候補まで選択可)、列車番号、席の種類(5候補まで選択可)などが選べる。

 これにより、「12306」サイトでも切符購入アプリと同じように切符をスピーディかつ効率よく購入できるようになった。ためしに12月24日の北京発-ハルビン着を選び、「自動検索」をクリックしたところ、画面の右下に「空席のある列車が見つかりました」との通知が汽笛音と共にポップアップ表示された。通知には「2013-12-24 T157便を含む14本が該当」と書かれていた。

 「12306」サイトは少し前に第三者決済サービスの中国最大手・アリペイ(支付宝)による鉄道切符購入・払い戻し機能を実現したばかり。今回のリニューアルではより便利な切符予約機能が追加されるなど、どこから見ても大きな進歩を遂げたと言える。

 実際のところ、これは鉄道部の解体、企業化、制度改変による影響だろう。鉄道部が解体されてできた中国鉄路総公司は、もはやお高く留まっていられず、市場の試練を受けねばならなくなった。鉄道切符購入アプリの包囲を突破することも試練のひとつだ。また、「12306」サイトは企業のサービス部門となり、これまでのように「身内」に守られることもなくなった。これからは主管部門や消費者としっかり向き合わなければならない。

 ただひとつ、リニューアル版のサイトが発表される時期がやや悪かった。あと1カ月あまりもすれば、春節の帰省ラッシュに向けた切符予約のアクセスが殺到する。このアクセス集中に耐えられるかどうかは検証が必要だ。重要なのは、サイト側が国民に歩み寄り、ユーザーエクスペリエンスを向上させる必要があるということだ。(編集SN)

 「人民網日本語版」2013年12月6日

 

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