中国の経済誌:南京など15都市を「新一線都市」と評価
中国の経済誌「第一財経周刊」は今年、企業や従業員という視点から、一線都市以外の地級市以上の都市300都市および経済発展などの点でトップ100に選ばれている県の計400都市を対象に、詳しい調査を実施した。金陵晩報が報じた。
同調査では、▽進出している一流ブランドの密度▽一流ブランドの数▽GDP▽住民の平均所得▽政府が100の大学に重点的に投資していく「211工程」指定校▽世界トップ企業500社の数▽大企業の重点戦略の都市ランキング▽空港の利用者数▽大使館・領事館の数▽空港の国際線の数--の10指標を項目ごとにランク付けした。そして、特定の公式に基づき、各都市の総合商業指数を総合的に算出し、そのランキングに基づいて、400都市を新たにランク分けしている。
うち、「新一線都市」に選ばれたのは、成都市(四川省)、杭州市(浙江省)、南京市(江蘇省)、武漢市(湖北省)、天津市、西安市(陝西省)、重慶市、青島市(山東省)、瀋陽市(遼寧省)、長沙市(湖南省)、大連市(遼寧省)、厦門(福建省)、無錫市(江蘇省)、福州市(福建省)、済南市(山東省)など15都市。
これまで「一線都市」ランキングは主にGDPなどの主要な経済指数に基づいて出され、北京、上海、広州市(広東省)、深センなどが選ばれていた。
南京市はこれまで、「二線都市」と位置づけられてきたが、昨年はある不動産投資会社が「1.5線都市」と評価。アナリストは、不動産などの分野で1線都市である北京、上海、広州市、深センに次ぐ都市を「1.5線都市」とし、「過渡型都市」と評価していた。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年12月12日