マレーシアでドラえもん博覧会 生誕100年前記念
魅力的な道具をたくさん持ったあのドラえもんが14日、マレーシアにやってきた。子どもから大人まで多くのドラえもんファンでにぎわっている。中国新聞網がマレーシア「光明日報」の報道をもとに伝えた。
小さい頃からドラえもんのアニメが大好きだったという徐栄泓さん(21歳、学生)。ドラえもんの真似をして、怪我をしてしまったこともあるという。「母に聞いたのですが、3歳くらいの頃、タイムマシンに乗るつもりで机の引き出しにもぐりこみ、落ちて怪我をしたことがあるそうです。それでも僕のドラえもん好きは変わりませんでした」。徐さんのお気に入りのキャラクターは単純なのび太。好きな道具は「進化退化光線銃」だという。
▽一番人気は単純なのび太
クアラルンプールのショッピングセンター「Viva Home」で14日、ドラえもん生誕100年前を記念した博覧会が開幕した。会場には、100体にのぼる実物大のドラえもん模型が並んだ。人気のキャラクターはやはりのび太とドラえもん。ドラえもんグッズはマレーシアでも人気で、小さい頃から家にあるという人は少なくない。大型ドラえもんが並ぶいイベントに、早くもリピーターを宣言する人もいた。
会場には1000人近くが詰めかけた。ドラえもんのTシャツや帽子、各種のアクセサリーを身に付けた人もおり、さながらドラえもんカーニバルといった光景。実物大のドラえもんが手に持つ道具は1体ごとにすべて違うということで、それぞれのドラえもんの前にはカメラや携帯で記念撮影する人だかりができた。思い思いのポーズで写真を撮る人たちで、会場はにぎやかなムードとなった。
▽親子でドラえもんファン
家族で会場を訪れていた林文欽さん(41歳、教師)夫婦も小さい頃、ドラえもんの漫画をよく読んでいたという。2歳の息子もドラえもんが大好き。今ではドラえもん専門で、さまざまなキャラクターのおもちゃを買っても、ドラえもんにしか興味を示さないという。「ドラえもんの船のおもちゃを買ったら、とても気に入ってしまった。今では私たちと同じくらいのドラえもん好きです」。林さんの一番好きなキャラクターはいろいろな道具を持っているドラえもん。乗り物がなくても世界をまわれる「どこでもドア」がお気に入りの道具だ。
▽下着もドラえもん
「スーパーファン」を自認する林少輝さん(39歳)が所有するドラえもんグッズは3000点以上とのこと。下着も多くがドラえもん柄だというから驚きだ。林さんは実は、クアラルンプール近郊プタリンジャヤの「SS2ドラえもん主題珈琲館」の店主。ドラえもんとともに30年以上の歳月を歩み、ドラえもんなしでは生きていけないという熱愛ぶりだ。「一番好きなのはのび太。失敗ばかりするしバカですが、いい友達がいます。ドラえもんも助けてくれる」。一番好きな道具はやっぱり「どこでもドア」。どこでも好きな所に行けるのはみんなの夢だ。(編集MA)
「人民網日本語版」2013年12月18日