世界企業500社番付 中国にとってどんな意義がある? (2)
世界500社番付入りした大陸部企業のうち、民間企業は昨年の5社から7社に増え、今年の注目点となった。「決して揺らぐことのない2つの方針」の指導の下、中国民間企業は発展して大きな進歩を遂げたが、ランク入りした中国企業の中で1割を占めるには至らず、今後の発展に大きな余地が残されている。これからも継続して「ガラスの天井」や「高い壁」といった体制の中の障害をうち破り、より公平な市場環境を創出し、より大きな発展の可能性を生み出し、国有企業と民間企業がそれぞれの優位点で相互に補い合い、融合的に発展することを推進すれば、将来的には中国の国有企業と民間企業が世界500社番付でともに前進し、ともに発展する新たな情景が確実にみられるようになる。
今年世界500社番付入りした中国企業をめぐるもう一つの明るいニュースは、地域分布のバランスがさらによくなり、大陸部企業の地域構成がより多様化したことだ。中央企業(中央政府直属の国有企業)のほか、上海市、北京市、天津市、江蘇省、浙江省、河北省、河南省、広東省、山東省、福建省、山西省、陝西省、広西チワン族自治区など13省区市がランク入りし、世界上位500社の所在地がより一層多様化した。また東部・中部・西部の大企業がそろって上位500社入りしたのは今年が初めてだ。大企業の地域分布のバランスがよりよくなったことは、中国の地域経済がバランスよく発展したことの必然的な結果だ。これと同時に、大企業を発展させることは地域経済の発展のアンバランスや不調和の問題を解決するための重要な手段であることを認識し、地方の大企業育成をめぐってより多くの研究や取り組みを重ねる必要があることを認識しなくてはならない。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年9月3日