中国、FPD搭載製品の生産台数が世界一に
中国はテレビや携帯電話、コンピューター、ディスプレイなどフラットパネルディスプレイ(FPD)搭載製品の生産台数が世界一となったことが、このほど深セン市で開かれた「中国国際顕示大会」で分かった。南方日報が伝えた。
中国工業・情報化部(工業・情報化省)電子情報司電子基礎所の喬躍山所長は同大会で、「中国は世界最大のFPD搭載製品川下(組立加工)市場を持つ。うち主要製品のテレビ、携帯電話、コンピューター、ディスプレイの生産台数が世界一となった」と説明した。
同部電子情報司の彭紅兵副司長は「FPD産業は、電子情報産業・製造業の重要な基礎中核産業、戦略的新興産業の発展の重要な部分、工業モデルチェンジ・アップグレード計画『第12次五カ年計画』電子情報製造業発展計画の発展の重点である。中国は近年、FPD産業で長期的な発展を実現し、すでにTFT、OLED、PDPなどの豊富な産業チェーンを形成した。数多くの次世代液晶生産ラインが稼働・フル稼働し、中国のフラットテレビ100%輸入という局面を覆した。液晶パネルの世界市場シェアは、年初の5%から10%に上昇し、国内のテレビ自給率とスマート端末市場における中国製FDPのシェアはいずれも40%を上回った。AMOLEDなどの次世代ディスプレイ技術の開発と産業化が加速しており、中国のFPD産業は今後の競争で主導権を握ることができる」と語った。