iPhone 5が中国発売へ 割高の販売価格に不満の声も (2)
iPhone 5のほかに、中国大陸部で発売されるその他のアップル製品も、その他の国や地域と比べて割高となった。iPad miniのWi-Fiモデル16GB版の場合、中国大陸部の販売価格は米国を約400元上回る。iPad 4のWi-Fiモデル16GB版の場合、米国の価格は中国大陸部を約500元下回る。
インターネット調査会社「易観国際」の李艶艶アナリストは、「iPhone 5の製造コストは旧機種より高額だ。アップルは純利益を考慮し、これまでより高い販売価格を設定した。またアップルは高い価格決定能力を持つため、中国大陸部でこのような価格を設定できた。高価格のほかに、製品そのものにも注目点が不足しているため、中国大陸部市場での販売に影響するだろう。サムスンなどの競合他社の商品はこの機会を利用し、アップルのシェアを食い込む。ただしiOSの閉鎖性により、アップルユーザーがiPhoneを手放す場合はコストがかさむため、アップルのシェアが低下したとしても、短期間内に明らかな変化が生じることはない」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年12月5日