新たな祝日 経済効果は持続可能か?
11月11日は「独身の日」という祝日にされたが、今度は12月12日が到来。中国国内の大手ECサイトはこのほど、新たな販促キャンペーン「12月12日セール」を発表した。各サイトは消費者に対して、この記念日は「お得」であることを知らせようとしている。北京晨報が伝えた。
淘宝網と天猫は11月11日の販促キャンペーンにより、191億元(約2483億円)の決済額を達成した。この数字を見れば、「記念日を作り出す」ことによる経済効果を疑う人はいないだろう。11月11日だけではなく、6月18日や8月15日といった数年前までは何でもなかった日までが、今やネットショッピングのバーゲンセールの日となっている。
各ECサイトは、6月18日に今年初の激安セールを実施した。6月18日は、大手B2Cサイト「京東商城」の誕生日だ。
8月15日にも激安セールが実施されたが、そのきっかけは京東商城の劉強東・董事局首席の発言「当社は蘇寧電器や国美電器より10%安い」であった。双方はその後、オンラインセールを実施した。8月15日は、どのサイトの価格が最も安いかが注目されたが、現在になってもどのサイトが最も安いかを知る消費者はいない。
11月11日は今年、ECサイトのおかげで国民的な「ネットショッピング激安デー」となった。ECサイトにとって、11月11日の重要性は、春節(旧正月)や国慶節の長期休暇を上回っている。