世界滅亡の日 過ごし方は人それぞれ (2)
末日の豪遊を予定している多くの人に対して、ショッピングに詳しい呉さんは、12月下旬の香港ショッピングに否定的だ。呉さんは、「人が多く、割引された意中の商品を手に入れるのは難しい。私は事前に買いたいものを選び、ルートを計画し、目的を決めてからショッピングに出かける」と語った。呉さんは今年の年末に、友人を連れドバイで豪遊する予定だ。「ドバイはちょうどショッピングの季節だ。ドバイの金は安く、一流ブランドが大幅値下げされており、香港よりもお得だ」。
◆よみがえりツアー
一部の旅行会社は伝統的な旅行ルートを「末日」と結びつけているが、「世界の末日」の翌日の12月22日に「よみがえりの旅」ツアーを企画する旅行会社もある。単なる噂にすぎないが、多くの観光客は噂の影響を受け、12月21日前の旅行を選択している。ある観光客は、「これは迷信ではない。私は噂を、今の時間を大切にすべきという警告として受け止めている。私はモルジブで二度目のハネムーンを予定している」と語った。多くの人は12月21日を、「願いが叶う日」としている。
某研修機関で働く華蕾さんは、長沙市に来てからの2年半は仕事に明け暮れ、結婚休暇も3日だけだった。華さんは独身の友人たちが旅行に行くのを羨ましがっており、「12月21日は実家の新疆に帰り、親戚に顔を見せるついでに旅行をしたい」と語った。友人から「喜羊羊」(アニメキャラ)と呼ばれる楊彭芬さんはリッチではないが、愛する家族を連れて海外を旅行し、今まで食べたことのない美食を求めに行きたいと述べた。海辺で日の出を見、密かに愛する彼と共に浜辺の夜風にあたり、彼が歌うのを聞きたい。これは楊さんの「末日の願い」だ。