不動産投資家 資産総額が減少
【中日対訳】 不動産は最も安定的な価値を持つ投資商品になりうるだろうか。ボストン・コンサルティングと中国建設銀行はこのほど共同発表した「2012年中国資産報告書」の中で、「28%の不動産投資家の資産が減少している。高額所得者の多くが、より安定的な金融商品への投資に傾いている」とまとめた。北京晨報が伝えた。
ここでの「高額所得者」とは、600万元(約7800万円)以上の金融資産を持つ個人を指す。同報告書によると、今年の中国の個人による投資可能資産総額は前年比14%増の73兆元以上に達し、このうち高額所得者の資産が個人資産全体の46%を占めた。2012年の高額所得者の資産総額は12%増の33兆元に達すると見られるが、過去2年間の34%の平均増加率と比べると、増加率が急低下した。
同報告書によると、高額所得者の資産が減少している。その矢面に立ったのは不動産投資家だ。28%の不動産投資家の資産が減少し、さらに3%の不動産投資家の資産減額率が30%以上に達した。かつて富豪の間で人気が高かった株も、2級市場の変動により投げ売りされた。データによると、固定的な収益をあげる銀行金融商品や投資信託商品等が人気を集め始めている。同報告書によると、個人の銀行預金者は昨年より保守的になっており、資産価値の安定を求める預金者の比率が、昨年の30%から今年の36%に上昇した。また低リスク商品の比率は、40%から47%に上昇した。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年12月25日
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