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2013年の中国自動車業界へ寄せる「9つの期待」 (3)

 ▽期待その4:国有自動車メーカーの台頭

 元機械工業部(機械工業省)部長の何光遠氏は、中国の国有自動車メーカーと多国籍メーカーの合弁について言及した際、「国有自動車メーカーはまるでアヘンのように合弁に依存している」と形容した。合弁企業の設立により、国有自動車メーカーが海外の経験を学び、競争力を高めることが期待されたが、30年あまりが過ぎた今も、多国籍メーカーとの合弁を通じて競争力のある。

 しかし、過去1年間、上海汽車は栄威(ROEWE)ブランドの新型車「950」を発表し、長安汽車は5カ国・9地域の開発資源を結集させた新車種「逸動」を打ち出した。

 ▽期待その5:中国車メーカーのコア技術が飛躍的発展

 かつて中国車メーカーと言えば、「パクリ」という言葉が真っ先に浮かんだものだが、彼らは大きな進歩を遂げた。中国車メーカーの研究開発・デザインの進歩に伴い、消費者たちもここ数年、中国車を受け入れるようになってきた。特にコア技術面で、中国車メーカーは買収合併と自主開発を通じ、多くの成果を得ている。例えば、吉利汽車は知的財産権を有する6ATギアボックスを各車種に搭載した。BYDは各電子技術の自動車への応用を果たした。上海汽車は第2世代車載用情報システム「Ivoka」を発表した。奇瑞汽車はCVTの搭載に力を入れている。中国車メーカーのコア技術が飛躍的な発展を果たすことを期待する。

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