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実行ベース外資導入額が微減 外資は依然中国に期待

 2012年1-12月に全国で新設された外資系企業は、前年同期比10.1%減の2万4925社となり、実行ベース外資導入額は3.7%減の1117億2000万ドルとなった。中国の年間外国直接投資(FDI)の減少は、2009年以来で初となった。一部からは、製造業の大規模移転が生じているという声があがっている。人民日報が伝えた。

 中国商務部(商務省)の沈丹陽報道官は16日の定例記者会見で、「昨年の中国における実行ベース外資導入額は微減し、製造業の減少が目立った。現時点で、確かに製造業移転が生じている。これには外資の移転、中国企業の海外進出が含まれる。このような状況は正常であり、中国で投資を行う外資系企業の大規模移転は生じていない。同時に我々はこれを楽観視してはならない。実際には、外資の導入を積極的に促す必要がある」と語った。

 中国外商投資企業協会が14日に開いた今年初の総会において、出席した外資系企業の多くは、「中国の投資環境に期待しており、中国における投資を拡大し続ける」と表明した。例えばウォルマートは、中国の店舗数の大幅拡大を計画している。またヴェオリア・エンバイロメント等の環境商品・製造業・小売業等に従事するグローバル企業の関係者は、「中国の投資の先行きに期待し続ける」と表明した。

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