「セブン-イレブン」の中国進出は現在、さらに新たな局面を見せている。まず、北京や天津、成都市(四川省)への進出を成功させた「セブン&アイホールディングス」は、勢力拡大の次のターゲット地として山東省をにらんでいるのだ。同社は昨年、山東省の企業と合弁起業を立ち上げ、同年11月18日に青島市に1号店をオープンさせた。そして、山東省の「セブン-イレブン」の業務を担当する同合弁起業は総額2億4千万元(約33億円)を投資し、今後、同省で5000店設置を目指す。
前出関係者によると、「『セブン&アイホールディングス』の統制下にある『セブン-イレブン』には、店舗面積や設置地点などにおいて、厳格なマニュアルがある。進出当初の出店速度は緩やかだったが、安定していた。また統制している華北地区の店舗の1日の売上高は他の地域を上回っている」。そのため、香港の「ディリー・ファーム」が統制している華南地区や、台湾の「統一集団」が統制している華東地区のでは、市場のコンビニが飽和状態で、閉店を余儀なくされる店舗が続出したものの、華北地区には依然として、拡大の大きな空間が残されているという。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年1月23日
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