英国における中国人観光客の消費額は第3位に
英政府観光庁の最新の統計データによると、英国における中国人観光客の1人当たり消費額は国別で第3位となった。英国を目的地とする中国人観光客の約3分の2は、主要目的はショッピングであると回答した。証券時報が伝えた。
データによると、英国を訪れた中国人観光客は1人当たり平均で405ポンド(約5万6700円)を消費している。石油産出国である湾岸諸国は平均442ポンド(約6万1880円)で首位となり、ナイジェリアが432ポンド(6万480円)で2位となった。
英国を訪問する年1800万人の観光客のうち、フランスの観光客数が200万人で最多となった。米国は2位、ドイツは3位となり、中国は15万人未満でトップ10入りしなかった。
英政府観光庁によると、中国は観光客数が多くないが、英国の各大型商店での知名度は高い。一部の大型商店は中国人観光客の利便性を高めるため、カウンターに目立つ『銀聯』マークを設置しているという。また高級品を取り扱う商店は、中国語のできる販売員を雇用し、中国人観光客とのスムーズな交流を図っている。
英国の某消費団体は、「多くの中国人観光客は複雑な訪英ビザ申請条件を嫌い、入国条件がやさしい欧州のその他の各国に流れている。これによる英国の毎年の経済損失は、120億ポンド(約1兆6800億円)を上回る」と表明した。
英内務省はこれについて、中国人を対象とするビザ手続きの緩和に取り組んでいるが、国境安全の原則に背くことはないと表明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年3月4日