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中国初の「企業家幸福白書」4割が「圧力大」

 お金のあるなしは幸せとどれくらい関係があるだろうか。米経済誌「フォーブス」と資産管理サービスを手がける米国のノア社は28日、中国初となる企業家の幸福度指数に関する調査研究をまとめた白書を発表した。それによると、企業家の幸福感に占める重要性ランキングでは資産が6位にとどまった。企業家は全体として「幸福だ」と答えたが、約4割は「大きな圧力を感じている」とも答えている。「北京晨報」が伝えた。

 中国の企業家は全体として楽観的な傾向がある。2013年には中国企業家全体の幸福度レベルが上昇した。11年から13年にかけて、調査対象となった企業家の幸福度レベルの平均値は最高を11とした場合、7.8、8.0、9.0と年を追って上昇し、企業家が幸福であることをうかがわせた。

 中国では男性企業家と女性企業家の幸福度レベルが接近しているが、男性が女性を上回った。年代別にみると、50-59歳の企業家の幸福度レベルがやや上昇し、60歳以上は幸福度レベルが最も低かった。

 中国企業家の幸福度指数は高いが、企業家全体が受ける圧力のレベルも同じように高い。12年の企業家全体の圧力指数は6.7で、「大きな圧力」にあたる8以上の人が約4割を占めた。全体をみると、企業家に圧力をもたらす三大原因は、事業における圧力、責任をめぐる圧力、社会からの圧力となっている。

 フォーブスとノアによると、今回の調査研究の対象者は事業に成功した企業家ばかりで、幸福感の3つの柱として家庭、事業、健康を挙げた。資産は幸福度レベルを決定づける絶対的な要素ではなく、重要性の順位では6位にとどまった。9割を超える企業家が慈善活動を行うことでより多くの満足感が得られる、より多くの幸福感を感じられるとしている。(編集KS)

 「人民網日本語版」2013年5月29日

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