中国1機目のB787　6月に到着

　中国南方航空が28日に明らかにしたところによると、中国1機目となるB787ドリームライナーが米国時間5月31日に正式に同社に交付され、6月2日に広州に到着する予定だ。京華時報が伝えた。

　米連邦航空局（FAA）と欧州航空安全機関（EASA）は今年4月、B787のバッテリー改善プランを許可した。5月23日には、中国民用航空局がB787の飛行許可証を発行した。これはB787が中国民間航空市場に進出する資格を手にしたことを意味する。

　中国南方航空によると、ボーイング社は中国南方航空1機目のB787に改善後のバッテリーを搭載し、関連のテストを完了した。中国南方航空の技術専門家チームは現在、米シアトルで検収を行っている。B787機が全ての性能要件を満たすことを確保するため、専門家チームは5月24日の試験飛行成功に続き、2回目の試験飛行を予定している。試験飛行の完了後、ボーイング社は中国南方航空の需要に基づきソフトウェアを取り付け、パイロットに交付し実機による飛行訓練を実施する。

　情報によると、中国南方航空は計10機のB787の購入を決めており、残りの9機は数年内に交付される。海南航空の情報によると、6月下旬には2機のB787が海南航空に交付される見通しだ。（編集YF）

　「人民網日本語版」2013年5月29日