ボーイング787 中国進出許可を取得
【中日対訳】 中国民用航空局は23日、ボーイング787−8に許可証を発行した。これは同機が中国民用航空市場に進出する資格を手にしたことを意味する。新京報が伝えた。
ボーイング中国の馬愛侖総裁は23日午前、新浪微博(ミニブログ)で、「ボーイング787ドリームライナーは中国民用航空局の航行許可証を取得し、間もなく中国に導入されることとなった」と発表した。ボーイング社も同日午後に公式ミニブログを通じ、「当社は中国民用航空局が、ボーイング787ドリームライナーに発行した許可証を取得した」と発表した。本紙が中国民用航空局に取材をしたところ、同局は本日正式にボーイング787−8の許可証を発行したことを明らかにした。
ボーイング787は昨年2月より故障が相次いでいる。今年1月、全日空と日本航空で同機の事故が7件発生した。米連邦航空局は今年1月17日、すべてのボーイング787ドリームライナーの飛行停止を宣言した。同局はそれから約3カ月後の4月19日に同機のバッテリー改良プランを認可し、4月25日には運行再開を許可した。米ユナイテッド航空は5月20日、同機の運行を再開した。
ボーイング787は中国本土から41機の注文を受けている。そのうち中国国際航空が15機、中国南方航空が10機、海南航空が10機、厦門高空が6機を注文した。ボーイング中国は、「中国南方航空は、中国で初めてボーイング787を交付された航空会社だ」と発表した。この初のボーイング787は、広州発の国内便に使用される見通しとなっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年5月24日