三菱自動車「アウトランダー」4600台をリコール
日本の三菱自動車の中国での販売会社・三菱汽車銷售(中国)有限公司は5日から、「アウトランダー」の輸入車2車種のリコールを行う。対象車は4674台に上る。「京華時報」が伝えた。
対象車の1つは2012年11月17日から13年3月25日までに生産されたアウトランダーの輸入車で、型番は「GF7WXTHPL1C」、「GF7WXTHPZL1C」、「GF8WXTHPZL1C」、「GF8WXTUPZL1C」、「GF8WXTXPZL1C」。国内に4460台ある。これらの車両はサプライヤーの製造時の原因により、電動パワーステアリングコントロールユニットの内部モニタリング用マイクロコンピューターの電源ユニットが故障する可能性がある。
もう1つの対象車は12年12月4日から13年3月27日までに製造されたアウトランダー輸入車で、型番は「GF8WXTUPZL1C」。国内に214台ある。この車両には2つの欠陥があり、一つはACC/FCMECUプログラム(ACCは自動で車間距離を維持して先行車に追従するシステム、FCMは自動でブレーキをかけて衝突の被害を軽減するシステム)の設計に問題があり、トンネルや防音壁などを誤って前方車両と認識し、ブレーキをかけて減速することにより、ACCやFCMが機能しない恐れがある。もう一つはETACSECUプログラム(ETACSはヘッドライトなどの電装品をトータルに制御するシステム)の部品設計に問題があり、バックドアの電動操作がスタートすると、あらかじめ設定された警告ランプの警告機能が作動しなくなる。また方向指示器のレバーを操作しても、方向指示灯が点灯しないという。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年6月6日