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HSBCのPMIデータからわかる中国製造業の好転

 香港上海銀行(HSBC)が2日に発表したデータによると、今年8月の製造業の購買担当者指数PMI)は最終的に50.1ポイントとなった。HSBCのPMIデータは公式データと食い違うことが多いが、今回はすでに発表された公式データと一致しており、最近の中国製造業の好転ぶりを印象づけた。北京晨報が伝えた。

 さきに発表された8月のPMI公式データは51.0ポイントで、16カ月ぶりの高水準となった。HSBCのデータも、3カ月ぶりに景気・不景気のボーダーラインとなる50ポイントを上回った。製造業のPMIは、調達や生産など各方面のデータを踏まえて算出する指数で、一つの側面から中国製造業の業界全体としての発展情況を反映し、50ポイントをボーダーラインとする。最終的なデータが50ポイント以上であれば、その時の製造業が拡大傾向にあって発展していることを示し、50ポイントを下回れば、縮小傾向にあることを示す。HSBCのPMIデータは、公式データよりも製造業中小企業の情況をよく反映するとされる。

 HSBCがまとめた報告によると、8月には製造業に市況の好転に伴う拡大傾向がみられ、3カ月ぶりの好転となった。とはいえ拡大率はわずかだ。生産の拡大を支えたのは新規受注の増加で、増加幅はわずかだが、増加したのは4カ月ぶりのことだ。一方、新規輸出受注は5カ月連続で減少し、減少幅は前月をやや上回った。ある調査によると、欧州や米国の顧客の需要が低迷しており、新規輸出業務の縮小につながったという。

 HSBC中国エリアの屈宏斌チーフエコノミスト(経済研究アジア・太平洋エリア連席主管)によると、今年8月のHSBCの製造業PMIデータは最終的に50.1ポイントとなり、7月の11カ月ぶりの低記録47.7ポイントを2.4ポイント上回り、新規受注と生産の回復によって製造業の活動が安定に向かっていることがうかがえた。これまでの緩やかな成長戦略が一定の成果を挙げ、企業は在庫を補充し始めている。将来的には現在の安定を基礎に、経済がより一層回復に向かうことが予想される。(編集KS)

 「人民網日本語版」2013年9月3日

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