中国で家賃が高騰、全国平均は約1万7000円に
【中日対訳】 家賃は下宿人が直面する最も大きな問題だ。伝言情報サイト「?集網」が2日発表した「2013年賃貸住宅市場報告」によると、全国の1カ月の平均家賃は1051元(1元は約16.8円、約1万7000円)となった。有効回答数が13万809件に達した同報告によると、北京の家賃は月1479元で、今回調査対象となった36都市のうち最高額になった。京華時報が伝えた。
同サイトは、「1・2線都市は不動産価格が高騰し、人口が持続的に増加していることから、賃貸住宅の需要が日増しに旺盛になっており、家賃が高騰し、下宿人の負担が拡大している」と分析した。1線都市で勤務する人々は、家賃により強い圧力を受けている。北京に次ぎ2位となった上海の家賃は1328元、3位の深センは1140元となった。杭州市の平均家賃は939元で、10位にとどまった。
北京のビジネスエリア付近の家賃は、驚くほどの高額になっている。今回の調査によると、北京の各ビジネスエリア周辺の住宅地の家賃は差が大きいため、住宅地別の家賃を調べてから、コストパフォーマンスの高い部屋を賃貸するべきだ。国貿?建国門ビジネスエリアを例とすると、同じ少人数向けのマンションの家賃でも、国貿に隣接する団地「温莎大道」の家賃は1万1450元だが、大望路沿いの団地「珠江帝景」は4400元のみだ。
また同報告によると、回答者の42%はルームシェアを選択した。中国人の伝統的な観念によると、自分の所有する家でなければ、家として見なされない。調査によると、30歳以上の下宿人はマイホームの購入に意欲を示した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年12月3日