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アップル ビットコインアプリを販売停止に

 米国アップル社はこのほどある情報セキュリティアプリケーションに対し、仮想通貨「ビットコイン」による決済機能を削除するよう求めた。アップルはすでにビットコインに関連したアプリの多くを販売停止にしている。ある業界アナリストはこうした動きについて、はっきりとした公告を発表していないが、アップルは傘下のアプリ販売サイトにビットコインによる決済機能が登場することを認めていないという。「新京報」が11日に伝えた。

 ▽アップル ビットコイン関連アプリを次々販売停止に

 ビットコインはバーチャル(可能)な電子マネーの1種。暗証コードと複雑なアルゴリズムに基づくネットワークから成り立っており、ソフトウエアをダウンロードすれば誰でも「鋳造」が可能だ。

 アップルのこのたびの動きによって影響を受けたアプリはグリフだ。グリフはショートメッセージの送信時のセキュリティ対策を提供するほか、オンラインのビットコインサービス提供業者と提携して、資金の転送をサポートする。アップルはこの件についてコメントを出していない。

 アップルがアプリからビットコイン機能を削除するよう求めたのはこれが初めてではない。これまでにもコインベースをはじめとして、ビットコインに関連したアプリが次々に販売停止になっている。アップルがビットコインアプリのブロックチェインを販売停止にした理由は、「バーチャル通貨の取引を後押しすることは(アップルのアプリ販売サイトの)アップストアの主旨にそぐわない」からだ。別のアプリ・ビットコイン(アプリ名)を販売停止にした理由は、利用者にアプリが提供されるすべての場所で、アプリには法律に基づくあらゆる要求をすべて遵守することが求められるからだ。

 ▽アップル 起こる可能性ある問題を回避

 現在、中国、フランス、カナダ、オランダ、タイなどがビットコインを支持しない態度を明らかにしており、最新の情況によれば韓国も支持をやめるという。

 ある業界関係者によると、アップルは関連アプリを販売停止にしたため、トラブルを回避できるという。

 このほどビットコインによる決済機能を停止にした果殻電子の顧暁斌最高経営責任者(CEO)によると、ビットコインは価格の変動幅が大きく、バーター取引の決済に用いるにはリスクが大きすぎる。現在、ビットコインの価格変動で収益を挙げようともくろむ人が多く、このことも取引のリスクを増大させているという。(編集KS)

 「人民網日本語版」2013年12月12日

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