中国でiPhone 5Cが不発、販売台数は5Sの3割未満
アップルのiPhone 5S/5Cが中国市場での発売を開始してから約2カ月が経過するが、2機種の新製品の販売に大きな差が生じている。中国最大の携帯小売企業・迪信通が昨日発表した販売データによると、5Cの販売台数は5Sの3割にも達していない。京華時報が伝えた。
迪信通が発表した新型iPhoneの販売データによると、9月20日の発売から現在に至るまで、同社が販売した2機種の売上のうち、5Sが78.6%、5Cが21.4%を占めた(3.68:1)。中国人消費者の多くは、5Sを選択している。海外のデータ分析企業Localyticsの調査結果によると、世界市場の5Sと5Cの販売比率は2.23:1となっており、中国市場の販売比率との間に大きな差が生まれた。
迪信通の斉峰高級副総裁は、「5Cの販売価格は現在5Sを1600元余り下回っている。5Cはコストパフォーマンスが高いが、多くの消費者は割高な5Sを選択している。中国人消費者は、廉価版のレッテルが貼られたiPhoneに反感を持っており、新機種のうち5Sが最大の選択肢となっている」と分析した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年11月15日