間もなく過ぎ去ろうとしている2013年に、ロシアのコンパクトカーの新車販売台数が6%減となり、絶対数が260万台に減少した。販売済みのコンパクトカーの平均価格は約90万ルーブルだ(約270万円)。環球網が、ボイス・オブ・ロシアの12月28日の記事を引用し伝えた。
自動車業界の調査会社は2013年を、「市場が疲弊する環境の中、高級セダンと中国産の自動車が積極的かつ良好な流れを示した」と締めくくった。高級セダンのブランド、例えばメルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、ジャガーなどの有名ブランドの場合、平均所有期間は3年未満となる。そのため同市場は長年に渡り安定性を維持している。
中国の自動車販売台数の増加は、新たなすう勢だ。同調査会社のアナリストは、「中国の自動車がロシア市場で占めるシェアは約3%と低い。しかしコストパフォーマンスが高く、オプションが豊富で、流行を追求するさまざまなデザインは、中国車の販売を促している。特に吉利汽車、長城汽車、力帆汽車がこの面で際立っている」と指摘した。
2013年にロシアで販売された中国車の多くは、モスクワ市とモスクワ州に集中した。今年1−9月のモスクワ自動車市場の販売業績によると、中国車が1万台弱販売された(ロシア全土の場合は7万6000台)。
1990年代に形成された「中国製=劣悪品」という偏見は、今や失われつつある。現在は約35万台の中国車が、ロシアの道路上を走っている。現在の成長率を維持した場合、5−7年後、中国メーカーがロシア市場で10%のシェアを占めることになるだろう。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年12月30日