湖北省 幼稚園の子どもが跪いて食事 「火傷予防のため」
赤壁趙李橋鎮星興幼稚園を参観学習に訪れた別の地域の幼稚園教師がこのほど、同幼稚園の年中クラスの子どもたちが床に跪いて食事をとっていることを発見した。参観した教師の一人が新聞社に通報した。
跪いて食事を食べる幼稚園の子ども
恩施利川市の幼稚園教師や園長30数人が先月27日、赤壁を訪れて参観学習を行った。同日昼、赤壁趙李橋鎮星興幼稚園を訪れた参観者たちは、ちょうど食事中の子どもたちの姿を見たが、年少クラスの子どもたちは皆立ったまま食事をしているのに対し、年中クラスの子どもはテーブル側の床の上に跪いて食事をし、テーブルについて食べているのは年長クラスだけであることを発見した。「見ていて心が痛んだ。」参観した教師の一人は新聞社の記者に対してこう語る。その場で幼稚園の教師に尋ねたところ、こうして食べるときちんと座れないために火傷をする心配がない、と語った。しかし通報した教師はこの説明に納得していない。
記者が4日午前に同幼稚園を取材に訪れたところ、時間はちょうど11時20分の食事時だった。同園2階のある教室で食事中の子どもたちは、やはり床に跪いて食べており、その側には数十個のプラスチックのイスがきれいに壁際に並べられていた(写真)。教室内では教師2人が子どもたちに食事するように呼びかけていた。
子どもたちによると、子どもたちは普段からこうして床に跪いて食事をしており、先生がこうするように指示したという。
同鎮で何人かの保護者にたずねたところ、子どもたちが幼稚園でこのように食事をしていることは知らなかった。ある保護者は「子どもは普段、家でも床に跪いて食べるのが好きで、いたずら好きの性格のためだと思っていたが、幼稚園で身に着いた習慣だったとは」と語る。