アマゾンが本社を新築 (2)
シンガポールの海湾花園の巨大な温室にインスピレーションを得た設計師は、38階建てのオフィスビル3棟の他に、最大で直径40メートル、最小で24メートルの球形のガラスを利用した建築物を設計した。ビル街の間で大きく人目を引くこれらの建築物は、ロゴさえない現在の控えめな同社本部とは大きく様相が異なる。
鉄骨構造の球形のこの3つの建築物は内部が合計5階からなり、合計7300平方メートル以上の空間がオフィスとして利用可能だ。オフィスの仕切りは一人から複数向けへと柔軟にスペースを変更することができる。最大の特徴は室内に世界各地の高山植物を植えることで、夜に従業員が退社した後、ビル内の温度を20℃-22℃まで下げて、湿度もこれら植物の生育に適するように調整する。
新本社ビルは2016年下半期に完成する計画だ。緑で一杯のオフィスを評価する意見もあれば、球形のガラス建築物を「ハエの目のようだ」と笑う声もある。また新本社ビルは質素を旨とした同社創始者のベゾスの意向に逆らうものだという意見もある。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年5月24日