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360度回転するビルのイメージ図。 |
イタリア人建築家デビッド・フィッシャー(David Fisher)氏は360度回転可能な動くビルを設計し、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイやモスクワ、ロンドン、ミラノ、パリ、ローマ、ニューヨーク、マイアミで建築する。国際在線が英デイリー・メールの5日の報道として伝えた。
この回転するDynamic Tower(変身ビル)は90分で360度回転することが可能だ。フィッシャー氏によると、マンハッタンのある友人のマンションから風景を眺めている時にこうしたビルのアイデアがひらめいたという。「建築に新たに時間というスケールを加えることができる。」
このビルはエネルギーを自給自足可能で、風力エネルギーと太陽発電を使用する。各階には最大79基の風力タービンが設置され、生じた電力はビル全体の電力をまかなうのに十分だ。フィッシャー氏によると、ビルは気候や温度の変化を感知して、表面のエネルギー供給を調節し、室内の温度を自動的に調整して冬は温かく夏は涼しい環境を実現する。室内の快適さを保つと同時に、省エネ・排出削減も達成する。
フィッシャー氏はまずドバイとモスクワで「変身ビル」を建設する。ドバイのビルは80階建てで建設費は約3億5500万ドル(約22億元)。モスクワのビルは70階建てで、最終的な建設費は未定だという。他の都市での建設計画はまだ詳細が確定しておらず、工事開始日も非公開だ。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年8月7日
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