北海道、なお1万世帯以上停電 暴風雪で送電線被害
暴風雪で大規模な停電が発生した北海道では、一夜明けた28日も登別市や室蘭市を中心に停電が続いた。北海道電力によると、午前9時現在の停電世帯は約1万1500戸。道のまとめでは、午前6時時点で約20カ所の避難所に計300人ほどが自主避難している。
北海道電は、移動式発電機車4台を登別市内の変電所に送り、28日未明から送電を始めるなど復旧作業を進めている。全面復旧は30日になる見通しという。
停電は、各地で送電線に雪が付着したり、登別市の送電線の鉄塔1基が倒壊したりした影響で起き、被害は最大で約5万6千戸に達した。
登別市の避難所で一夜を明かした市内の男性(79)は「ほとんど眠れなかった。早く家に帰りたい」と話していた。
asahi.com 2012年11月28日
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