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衆院選勝敗ライン、首相「目的は政権の継続」

 野田佳彦首相(民主党代表)は3日、内閣記者会のインタビューに応じ、衆院総選挙での勝敗ラインについて「目的は民主党政権の継続。比較第一党という目標実現のために責任を果たしたい」と述べるにとどめ、自らの進退には触れなかった。中央自動車道事故について「国土交通省に被害者の救助に全力であたること、早期の原因究明と再発防止の徹底」を指示したことを明らかにした。

 また、首相は日本維新の会が総選挙公約で最低賃金制廃止を掲げたことについて「ワーキングプアを作り出すだけ。新自由主義的な発想の極地で、格差が拡大する懸念を持っている」と厳しく批判した。

 経済成長目標として名目3%を掲げている自民党について「実質成長という言葉がない。賃金が物価より上がっていないと国民生活は厳しくなるだけだ」と指摘。日本未来の党の嘉田由紀子代表が原発再稼働で迷走したことを念頭に「午前と午後で変わる。わかりにくい」と批判した。

 一方、北朝鮮のミサイル発射については「(4月の発射では)Jアラートを含め国民に情報提供できたかが反省点。そこに特に万全を期したい」と強調した。

 asahi.com 2012年12月3日

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