中国の大気汚染解消には20年から30年が必要
国際低炭素経済研究所が主編した「中国低炭素経済発展報告2013」が24日、社会科学文献出版社より出版され、また中国北京国際科学技術産業博覧会で配布された。同報告によると、中国の環境は今後も悪化を続け、環境問題を根本的に解決し、大気汚染を解消して青空を取り戻すには20年?30年以上が必要だとしている。
同報告では先進国の歴史を分析し、大気汚染対策分野で、英国は1952年から50年以上、ドイツは30年以上、日本は20年以上かけて青空を取り戻したと述べている。同報告によると、発展途上の大国である中国は13億人の人口を持ち、都市化率は50%を突破したばかりで、第2次産業の割合が50%以上を占めている。輸出による成長牽引モデルや世界の工場としての地位、石炭中心のエネルギー構造などが中国の環境問題を他国よりも深刻かつ広範囲なものとしており、関係分野の広さや原因の複雑さから、改善はより困難となっている。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年5月27日