中国の空母、大排水量の原子力空母が発展方向に
海軍軍事専門家の李傑氏は27日、人民網の取材に応じた際、中国の空母が目指す方向性として▽大排水量▽原子力▽電磁式カタパルトもしくは蒸気式カタパルト▽新概念兵器---の4点を指摘した。人民網が伝えた。
(1)大排水量
中国の空母は排水量の拡大に向かう。排水量が多いほど、搭載可能な艦載機(戦闘機、戦闘攻撃機)の数が増加する。米国は現在、戦闘機と攻撃機を戦闘攻撃機に融合させ、負担を軽減している。戦闘攻撃機は今後の作戦で有利に働く。
(2)原子力
動力は原子力が重要な発展方向だ。当然ながら、英国やフランスなどの先進的な技術を持つ多くの国は、将来的にターボ・エレクトリック方式を採用する可能性がある。
(3)電磁式カタパルトもしくは蒸気式カタパルトの搭載
スキージャンプ型の飛行甲板は▽発艦速度が遅い▽艦載機数が少ない▽発艦に時間が掛かる---など弱点や制約がある。そのため電磁式カタパルトもしくは蒸気式カタパルトが、空母の発展方向となる。
(4)新概念兵器
米国の次世代空母はすべて、もしくは一部を新概念の武器に取り替える準備を始めている。その中には、SF映画に登場するレールガンやレーザー砲などが含まれ、2016年に搭載される見通しとなっている。これもまた、中国が今後取り組むべき発展方向だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年11月29日