北京の地下鉄、無料Wi-Fi設置を検討中

　北京の地下鉄に無料Wi-Fiがi設置されるかどうかについて、北京市地鉄運営公司は3日、「Wi-Fi設置により車両の信号システムを妨害する恐れがないか、安全リスクが存在しないか論証中だ」と明らかにした。京華時報が伝えた。

　中国のネット上ではこのほど、北京の地下鉄も香港の地下鉄と同じく無料Wi-Fiが提供されるかどうかが話題になっていた。

　年末に4本の地下鉄が運営を開始するに伴い、北京市の地下鉄の総距離が442キロに達し、ロンドンの地下鉄と肩を並べる。北京の地下鉄ではすでに携帯電話が使用可能で、携帯電話のストリーム接続により関連情報を得ることができる。しかし多くの乗客は、列車運行中の信号は安定性が低いため、地下鉄内も空港などの公共の場と同じく、無料のWi-Fiを設置すべきだと主張している。深セン市の地下鉄内で、乗客のWi-Fi端末により地下鉄運行が妨げられたケースがあるため、地下鉄側も公共のWi-Fi設置に対して懸念を示している。（編集YF）

　「人民網日本語版」2012年12月4日