杭州地下鉄、4G網が全線をカバー 世界初
杭州市民が待ち望んだ杭州地下鉄が正式に開通し、試運転を開始した。杭州地下鉄はTD-LTEの4G網が全線をカバー。4G網が全線で利用できる地下鉄は世界初という。これまでの実地テストによると、杭州地下鉄では800Mバイトの映画(約2時間の作品)のダウンロードを、通常ならばならば2分余りで完了できる。浙江日報が伝えた。
4Gは第4世代移動通信システムの略称で、TD-LTEは中国が推進する世界2大4G規格の一つで、最速100Mbpsの高速データ通信を実現する。中国移動(チャイナ・モバイル)の浙江省の関係者は、「当社は杭州地下鉄全線の4G通信システムの設置と最適化を完了した。乗客は地下鉄内で、高速のモバイルネットを楽しむことができる」と語った。地下鉄車両と駅構内でテストを行ったところ、通信速度は最速40Mbpsとなり、その他の通信システムの実際の速度の10倍以上に達した。乗客は駅構内、高速で移動する地下鉄車両内で、各種4G端末を利用し手軽に4G網に接続し、高速通信を楽しめる。
チャイナ・モバイル4G(TD-LTE)網の初の大規模試験網建設都市として、杭州は4G網の全面的なカバーを完了した。すでに2000以上の4Gベースステーションが開設され、500万人にサービスを提供している。カバー面積は500平方キロメートルに達した。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年11月27日