中国移動研究所:すでに5Gネットワークの開発を開始
中国移動(チャイナモバイル)研究院の黄暁慶院長はこのほど、4Gネットワークの本格的な商用化もまだであるにも関わらず、中国移動はすでに5Gネットワークの開発を進めていると語った。北京日報が伝えた。
黄院長は、「第1世代、第2世代の通信技術は主に音声通話問題を解決するものだった。第3世代技術(3G)では、モバイルインターネットに関連する一部のネットワークおよび高速データ伝送問題が解決された。第4世代の4Gネットワークは、まさに『モバイルインターネットのために設計された通信技術』であり、ネットワーク速度、安定性が飛躍的に向上した。ネットワーク構築は道路の拡張工事とは違う。後者は数年間で少しだけ広がれば十分だが、モバイルネットワークの発展スピードを見ると、通信ネットワークへのニーズは毎年倍増しており、10年後には現在の1000倍になるだろう。ゆえに、前倒しで次世代ネットワークの開発を進める必要がある」と語った。
2Gから5Gネットワークにいたるまでの度重なる設備更新とネットワーク構築において、重複建設や資源浪費が存在するのではないかとの見方について、黄院長は「3Gであれ、4G、5Gであれ、ネットワークは主に基地局、伝送ネットワーク、コアネットワークの3つから構成される。現在全国的に敷設されている4Gネットワークは、伝送ネットワーク、コアネットワークが従来のものとほぼ同じで、基地局のみ新設又は改築すればよい。このため、次世代ネットワークの敷設においては既存のネットワークを十分に利用しており、重複建設を最大限に回避している」と語った。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年4月28日