中国オンラインゲーム市場規模、15年には1千億元超か
文化部(文化省)はこのほど、「2012年中国オンラインゲーム市場報告書」を発表した。同報告書によると、2012年、中国のオンラインゲーム市場の収入規模は前年比28.3%増の601億2千万元に達した。中国のオンラインゲーム市場規模は2015年末までに1千億元を突破すると見られる。京華時報が伝えた。
報告書によると、モバイルオンラインゲームの市場規模は前年比68.2%増の65億1千万元、伝統的なオンラインゲームの市場規模は同24.7%増の536億1千万元に達した。報告書は、「今後数年間は中国オンラインゲーム発展のチャンスが続き、業界全体が安定的に成長する一方で、構造調整が引き続き進むだろう。クライアントオンラインゲームのモデルチェンジ、ブラウザゲームの良質化、モバイルゲームの海外進出が、今後のオンラインゲーム市場の特徴となる」と予想した。
報告書によると、2012年も引き続き伝統的なオンラインゲームが主導的な地位を占めた。ネット動画など他サービスの人気や、ブラウザゲーム、モバイルゲームへのユーザー流出を受け、クライアントオンラインゲームの成長スピードはやや鈍化した。また市場全体、特に一線都市市場は飽和に向かっており、クライアントオンラインゲーム企業の多くは二線・三線都市での市場開拓に力を入れている。
報告書はまた、「国産オンラインゲームの輸出規模、海外市場での利益は徐々に拡大しており、2012年の中国オンラインゲーム業界の注目点の1つとなった。大まかな統計によると、2012年、中国が輸出したゲームは66件増加し、国産オンラインゲーム輸出件数は累計260件(2010年以降)を突破した。ゲームを輸出したオンラインゲーム企業は約100社に上り、自主開発のオンラインゲームによる海外収入は5億8700万元に達した。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年5月7日