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中国のPC、起動・動作・ネット速度が遅い問題抱える

 中国共産主義青年団北京市委員会などの機関が指導し、セキュリティーソフト大手の奇虎360が主催する「第3回全国コンピュータ健康デー」のイベントが11日、北京で開催された。会場では「2013年中国コンピュータ健康調査報告書」が発表され、ユーザーを困らせる「起動・動作・ネット速度が遅い」症状の解決プランを打ち出した。北京晨報が伝えた。

 ▽3つの「遅い」はコンピュータの流行病

 同報告書によると、過去1年間で、累計2億4700万人が360のコンピュータ専門家無料サービスに問い合わせ、起動・動作・ネット速度が遅い症状を訴えたという。中でも最も多かったのがネット速度が遅い症状で、コンピュータ関連の問題全体の70%を占めた。起動、動作が遅い症状はそれぞれ2.6%、10.9%を占め、3つの症状を合わせると全体の83.5%を占めた。

 ▽全国の平均起動時間は48.7秒

 データによると、中国のコンピュータの起動時間はここ数年で大幅に向上し、現在の平均時間は48.7秒と、2011年と比べて7.3秒速くなった。各省市別に見ると、全国で最も起動時間が速かったのは河南省で46.9秒だった。最も遅かったのは上海、北京、天津で、平均時間は50秒前後だった。また、香港・マカオ・台湾は大陸部よりも起動時間が遅く、台湾と香港では平均時間が1分を上回った。

 ▽3つの「遅い」症状をもたらす原因はコンピュータの「老化」

 報告は、コンピュータの老化という概念を初めて提起し、コンピュータの良い利用習慣を保ち、老化を防ぐようネットユーザーに呼びかけた。コンピュータの老化を促す原因には以下の5つがある。

 (1)ハードウェアの自然消耗や放熱不良などによるハードウェアの故障

 (2)ハードディスク上のファイルの断片化

 (3)不要なソフトウェアやシステムのゴミファイルが多すぎる

 (4)バックグラウンドで実行中のプログラムやサービスが多すぎる

 (5)システム設定が非合理的、ソフトウェアの衝突など

 上述の問題が適時解決できない場合、上述の3つの「遅い」症状が出現する。特に(4)と(5)はネット速度と動作速度に大きく影響する。(編集SN)

 「人民網日本語版」2013年5月14日

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