携帯版QQ ユーザーの新習慣を先取りしすぎ?
新しい携帯版QQ(インスタントメッセンジャー:IM)はリリース後、ユーザーから批判を受けた。問題となっているのは、旧バージョンではオンラインの場合アイコンが光り、オフラインの場合アイコンがグレーになるという区別があったが、新バージョンではオンラインか否かに関わらず、常にアイコンが光り続けている、という点だ。テンセントのIM事業を担当する殷宇副総裁は22日、「バージョンアップを急ぎすぎたが、QQはモバイル化推進の方角に向い力強く歩み続ける」と語った。京華時報が伝えた。
◆価値あるチャレンジ
殷副総裁は、テンセントが22日に開催した記者会見「モバイルブーム下のQQの自己変革」において、「QQの今回のバージョンアップはさまざまな批判を受けたが、これはオンライン状態の希薄化をやや急ぎすぎたためで、適度な調整が必要だ。しかし今回は価値あるチャレンジであった」と述べた。
殷副総裁は、「パソコンによるネット利用の段階では、ユーザーにはオンラインとオフラインの区別があった。しかしモバイルネットワークの時代、スマートフォンを肌身離さず持っているため、この区別がなくなり常にオンライン状態と言える。モバイル時代において、QQはすでに自己変革の一歩を踏み出しており、モバイル化推進の方角に向い力強く歩み続ける」と話した。
◆最新版は改良済み
しかしユーザーからの批判を受けると、QQ開発チームはこのほど改良済みのバージョンをリリースした。これにより、「友人」のリストでオンラインステータスと、接続に利用されている端末が表示されるようになった。しかしQQ開発チームは、モバイルネットワーク利用者の習慣に合わせるため、すべてのアイコンを明るく表示している。
記者がApp Storeの評価を見たところ、一部のユーザーは5月19日にリリースされた携帯用QQの最新バージョンについて、「受け入れられる」としていたが、未だ戸惑いを覚えているユーザーもいた。全体的な得点を見ると、前回の星1つから星2つ半にアップした。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年5月23日