天津大学 2次元コード活用で新入生の入学手続きをスムーズに
天津大学は今年の新入生の入学前に、2種類の新たなシステムソフトウェアを打ち出し、入学手続きの流れから実用的な学習・生活情報に至るまで、間もなく入学する新入生に全面的なサービスを提供した。同システムの導入により、新入生は携帯電話で2次元コードをスキャンするだけで、自分の入学手続きの進捗をリアルタイムで把握できるようになる。また、携帯電話にアプリをインストールすれば、入学後の学習・生活に関するさまざまな情報を把握し、さらにキャンパス内のナビゲーションサービスを利用することもできる。学校側の職員もデスクトップPCや回線から開放され、携帯電話で新入生の情報の照合が可能になる。科技日報が伝えた。
◆2次元コードで入学手続きの進捗を確認
新入生が来校前にオンライン入学手続きシステムを利用し、情報入力や入学金の支払いなどを終えると、システムは学生の写真・通知書ナンバー・学生番号・専攻科目・クラスなどの基本情報が記入された「新入生オンライン入学手続き通知書」を自動作成する。同通知書の右下には専用の2次元コードがあり、新入生はこれを印刷し携帯電話の2次元コードスキャンソフトを使うことで、自身の入学費支払いや手配された学生寮など最新の進捗を追跡できる。
同システムを開発した天津大学情報ネットワークセンターの担当者は、「2次元コードによる問い合わせ機能により、新入生が実家から天津まで入学手続きに訪れ、入学から学生寮に入るまでの間、パソコンが無いために入学手続きの進捗をリアルタイムで把握できなかった問題が解決された。もともとパソコン無しではできなかったことが携帯電話の2次元コードスキャンで代替可能となり、利便性が高くスムーズになった」と説明した。
◆キャンパスの内外を把握
天津大学の今年の入学生は、携帯電話にアプリをインストールするだけで、周辺の宿泊・飲食・スーパー・書店・ランドリーなどの施設の住所・電話番号・道のりをいつでも調べることができる。また自習室や時間割を調べ、キャンパス内の講座やイベントなどの情報に関する通知を定期的に受けることも可能だ。
同ソフトの開発を手がけた学生の曹添銘さんは、「ソフトに設定されているさまざまなコンテンツは、2013年度の新入生から問い合わせが多かったホットな話題に基づくもので、すぐにキャンパスライフに馴染みたいという新入生のニーズを最大限に満たした」と語った。同ソフトに登録されている電話番号・住所・道のりは、いずれも開発チームが電話や実地調査により確認したものだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年9月3日