ウェアラブルコンピュータ、スマホの時代に終止符を打つか
伝統的なコンピュータが徐々に市場から姿を消そうとしているが、スマートフォンやタブレットPCも同じような未来を迎えるかもしれない。米フロッグデザイン社でチーフクリエイティブディレクターを務めるマーク・ロールストン氏は、「今流行中のモバイル機器の人気が一段落することは間違いなく、ウェアラブルコンピュータ(腕時計型など)の人気が高まるだろう」と語った。海外メディアの6月27日の報道を引用し、環球網が伝えた。
Rolston氏は、「モバイル機器はある意味、未来のコンピュータというよりは、伝統的なパソコンに近いと言える。チップとセンサーは今、服やアクセサリーなどに幅広く使用されているが、こうした機器を使えば、人類にとって有益な大量の情報をタイムリーにキャッチできる」と指摘。さらに、「今最も興味があるのは、腕時計型のウェアラブルコンピュータの開発だ。この腕時計は、心拍数をチェックできるだけでなく、スムーズなモバイル決済ができる。この手のウェアラブルコンピュータにとっての最大の課題は、キーボードがないこと、それから大型・高画質のディスプレイによるユーザーインターフェースがないことだ。言い換えるならば、人々は音声やジェスチャーによって動かす機器に慣れる必要がある」と述べた。
Rolston氏はまた、「未来の世界では、何かをするときに1台のコンピュータを起動して操作するのではなく、より普遍的にコンピュータを利用できるようになるだろう。私はコンピュータを計算機器から切り離そうと考えている」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年7月2日