モーターショーであわただしかった4月が過ぎても、中国自動車市場は今なお北京モーターショーの余韻に浸り、5月には10台の新車が市場にお目見えした。最近発売された新車をみると、日系ブランドの動きが目立ち、リニューアルした一汽マツダの「アテンザ」、長安マツダの「アクセラ」、広汽ホンダの「レビン」、バージョンアップした広汽ホンダの「フィット」などがずらりと並ぶ。日系自動車メーカーは今年の自動車市場でよい業績を上げようと全力を上げている。「新京報」が伝えた。
日系各ブランドは昨年より新車を集中的に投入し、「ティアナ」、「レビン」、「アコード」、「レイツ」、「ジェイド」などが次々に発売された。今年も新車投入の動きは続いており、広汽ホンダなどは4車種を新たに発売するとしている。これには「フィット」と「オデッセイ」のバージョンアップ車や、小型のスポーツ用多目的車(SUV)の新車も含まれる。
日系メーカーが販売台数の増加に胸をなで下ろしていることは間違いない。あるデータによると、今年4月には、トヨタ、日産、マツダの中国販売台数がいずれも前年同月比10%以上増加した。マツダなどは同19%の増加で、主な原因として「マツダ6」と「マツダCX-5」の旺盛な需要が続いていることが挙げられる。日産は「シルフィ」、新型「エクストレイル」の需要が高く、4月には中国市場で同約15%増加の11万8500台を売り上げた。
トヨタの4月の中国販売台数は同約12%増加し、1-4月は前年同期比20%増加した。ホンダの合弁会社2社の4月の販売台数は同9.64%増加し、発表されたデータをみると、「CRV」、「レビン」、「ジェイド」が販売台数を全体として安定的に押し上げたことがわかる。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年5月19日