環太平洋合同演習(リムパック)で中国の病院船「平和の方舟」が日本主導の災害救援演習への参加を拒絶したとの報道について、国防部(国防省)の耿雁生報道官は7月31日の定例記者会見で「誇張報道であり、中国側参加部隊と日本側参加部隊との間に指揮関係は存在しない」と表明した。
――近く終了するリムパックでの中国艦隊の働きに対する外界の見解は一様でない。中国の「平和の方舟」が日本主導の災害救援演習への参加を拒絶したと報じたメディアもある。中国海軍の演習参加状況について紹介していただきたい。
今回のリムパックで中国艦隊は火砲射撃演習、総合演習、海上安全行動演習、水上艦演習、軍事医学交流、人道救援・減災演習、潜水演習に参加し、非伝統的安全保障上の脅威への対処能力を鍛え、高めるとともに、関係国の海軍との専門交流、実務協力も深化した。
演習過程において、国内外のメディアは演習状況について割合十分な報道を行った。中国艦隊は演習参加の所期の目的を達成したと言える。
平和の方舟に関するその報道は誇大宣伝だ。今年4月の「リムパック2014」計画会議で、中国側参加部隊と日本側参加部隊との間に指揮関係が存在しないことが確定した。中国側参加艦艇は6月末にハワイに到着した後も、6カ国合同救難演習に招待されなかったため、その報道は不正確だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年8月1日